代表的な木遣り唄

御柱祭で唄われる木遣り唄には「曳行の木遣り」と「神事の木遣り」があります。曳行の木遣りは御柱の曳行中に唄われるものです。曳き出すための合図、そして氏子たちの心を一つにする役割があります。神事の木遣りは「綱渡りの唄」と呼ばれ、御柱の曳行開始前、終了後に山の神様をお迎えする、お送りする際に唄われます。神主が祝詞を上げるような独特な節回しが特徴です。

 

曳行の木遣り唄

「ヤー、山の神様※ (ヨッ) オネガイダー」
(コレハサンノウェ- ヨイサ ヨイサ ヨイサ)

※力を合わせて ※心を一つに ※ここは木落し ※協力一致で
※皆様ご無事で ※氏子の皆様 ※どうでもこうでも

 

山の神様をお迎えする綱渡りの唄

「ヤアーレエー(ヨッ) ※奥山の大木 里に下りて神となるヨーイサ
ヤレヨーイサ エーヨイテーコショ (エーヨイテーコショ)」

※伊勢神宮 天照皇大神宮 八幡大菩薩
春日大明神 山の神が先達で 花の都へ曳きつける ヨーイサ

 

山の神様をお送りする綱渡りの唄

「ヤアーレエー(ヨッ) ※恋に焦がれし 花の都へ曳きつけ
山の神様これまで ご苦労だ もとの社へ 返社なせヨーイサ
ヤレヨーイサ エーヨイテーコショ (エーヨイテーコショ)」

※恋に焦がれし 花の都へ 無事に曳きつけ万々歳ヨーイサ
※氏子の皆様 長の道中 ご苦労だ 無事に曳きつけ万々歳ヨーイサ